「もしものとき、ひとりだったらどうしよう」──おひとり様終活で、本当に困ることって?

  • #50代からの終活のススメ

最近よく聞くようになった「おひとり様の終活」。
子どもがいない、パートナーに先立たれた、ご家族と離れて暮らしている……そんな方が、「自分のことは自分で決めておきたい」と考えるのは、とても自然なことです。
でも、いざとなったとき、「これって誰に頼めばいいの?」と困ってしまうこともたくさんあります。
今回は、おひとり様が実際に直面する「よくある困りごと」を、わかりやすくご紹介します。

入院したとき「連絡する人がいない」

体調を崩して病院へ。
検査の結果、そのまま入院となった場合……
「ご家族に連絡してもよろしいですか?」と聞かれて、返事に困った――そんなお話をよく耳にします。
身元保証や、病院とのやりとりをお願いできる人がいないと、入院そのものが難しくなってしまうこともあるんです。

備えておきたいこと

■信頼できる人を見つけて、もしものときにお願いしておく
■民間の「身元保証サービス」や「見守りサポート」を活用するのもおすすめです
■亡くなったあと、手続きをする人がいない

おひとり様で亡くなったあとの手続き――
たとえば、役所への届け出、葬儀の手配、家の片づけ、銀行口座の解約など……。
実は、これらはご家族でないと難しいことも多いのです。
生前に何も決めていないと、残された人たちも「誰がやるの?」と悩んでしまいます。

備えておきたいこと②

■信頼できる人に「死後の手続き」をお願いしておく
公正証書などで正式な依頼をしておくと、安心につながります。

お部屋の片づけを誰もしてくれない

長年住んできたお部屋には、大切な思い出やものがたくさん。
でも、もし自分がいなくなったあと、そのお部屋を誰が片づけてくれるのか……?
親しい方がいない場合、片づけられないまま放置されてしまうことも。

備えておきたいこと

■「生前整理」で今のうちから少しずつ整理しておく
■専門の業者さんと契約しておくことで、安心につながります

お墓や納骨のことを決めていない

「私は子どもがいないから、お墓はどうしたらいいの?」
「お骨はどこに……?」
そんなお悩みも、おひとり様の終活ではとても多いです。
最近では、永代供養や樹木葬など、「家族に代わってお寺が預かってくれる」選択肢も増えています。

備えておきたいこと

■自分の希望をノートなどに書き残しておく
■生前に契約しておくと、あとあと慌てずにすみます

見送ってくれる人がいないのが、いちばん心細い

「誰かに見送ってもらいたい」
これは、どんな人にも共通する思いかもしれません。
おひとり様の場合、「自分の葬儀には誰も来てくれないのでは……」と不安になる方もいらっしゃいます。
でも大丈夫。
最近は、お寺や地域の方が見送りをしてくれるサービスや、お別れ会を開いてくれる団体もあります。

備えておきたいこと

■近所の人や信頼できる人に、元気なうちに気持ちを伝えておく
■「感謝の手紙」や「思い出アルバム」を残しておくのも素敵な終活です

まとめ:「ひとり」でも「独りぼっち」ではない

おひとり様でも、心細くなる必要はありません。
今は、さまざまなサポートを受けられる仕組みや人とのつながりが増えています。
大切なのは、「まだ元気なうちに、少しずつ準備すること」。
それが、未来の自分を助けることになります。
あなたの生き方や想いを、どうかあなたらしい形で大切にしてくださいね。

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