「終活」と聞くと、あなたはどんなことを思い浮かべますか?
エンディングノート? お墓やお葬式の準備? それとも遺品整理?
実は今、終活の捉え方が大きく変わってきています。
かつては「死ぬ準備」として捉えられていた終活が、今では「人生をよりよく生きるための活動」として、多くのシニアに支持されるようになってきました。
今回は、そんな“終活の今”を知るために、最新の終活市場の動向と、シニアが本当に求めているサービスについてご紹介します。
目次
「おひとり様」ニーズの高まり
近年急増しているのが、「おひとり様終活」のニーズです。
配偶者や子どもがいない、もしくは家族と疎遠という方が増え、「自分の最期は自分で決めたい」という意識が高まっています。
特に人気なのが次のようなサービスです。

●死後事務代行サービス(役所手続き、火葬の手配など)
●信頼できる第三者による見守りサービス
●エンディングノート講座の受講
「もしものとき、自分のことを頼める人がいない…」という不安に応える、サポート付きの終活が選ばれているのです。
デジタル遺品整理や「スマホ終活」も注目

終活の中で近年注目されているのが、「デジタル終活」。
スマホやパソコンの中にある思い出の写真、SNSのアカウント、ネット銀行など、デジタル上の財産や記録を整理しておかないと、残された家族が困ってしまう時代になっています。
最近では、
●デジタル遺品の削除サポート
●SNSの「追悼モード」設定代行
●スマホ整理講座(LINEや写真整理のレクチャー)
といったサービスが、シニア層の人気を集めています。
「終活=紙のノート」から、「終活=スマホ活用」への変化も見逃せません。
「生きがいとしての終活」が支持されている

「終活って、なんだか暗い…」と思っていた方も少なくないでしょう。
ところが最近のシニアたちは、終活を前向きな人生の整理と捉えるようになってきています。
たとえば…
●写真整理を通じて「家族に伝えたい思い」を見つける
●趣味をまとめた「私の記録ノート」を作る
●終活セミナーで同世代と語り合い、仲間づくりを楽しむ
これらはすべて、「自分らしく生ききること」につながる終活。
市場のニーズも、「単なる準備」から「生きがいを育む時間」へと変わってきているのです。
終活が「ひとりじゃない」時代に

従来、終活は“自分のことは自分で決める”というイメージでしたが、今は「誰かと一緒に進める」スタイルも人気です。
●おしゃべりを交えながら行う少人数制のエンディングノート教室
●同じ悩みを持つ人同士が集う終活オンラインサロン
●ケアマネジャーや司法書士と連携した、包括的な終活支援
孤立せずに、つながりの中で進める終活が、これからのスタンダードになっていくでしょう。
まとめ:終活は、「これからの人生を考えること」

終活は、ただ“最期に向けて備える”ものではありません。
それは、“今という時間を大切に生きるための「人生の再設計」”です。
「これからどんなふうに暮らしたいか」
「どんな思いを残したいか」
「誰に、何を伝えておきたいか」
そのすべてが、終活です。
あなたらしい生き方を見つけるヒントが、終活の中にあるかもしれません。
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