一人暮らしの親の終活、子どもとして何からはじめればいいですか?

  • #50代からの終活のススメ

高齢者の親が一人暮らしをしている場合、子どもとしていつ、どのように終活の話切り出すべきか悩まれる方も多いのではないでしょうか。

まず大切なのは、「終活」という言葉を最初から出すのではなく、親の生活の様子や健康状態を普段からさりげなく確認することです。

重要書類の置き場所や医療・介護の希望を聞いておこう

まずは、「終活、行ってる?」といった会話から始めるのがよいでしょう。
次に確認したいのが、以下の3つのポイントです。

重要書類の保管場所
医療や介護に関する希望
財産の状況

特に重要な書類については、印鑑証明書、年金手帳、保険証書などがどこに置かれているのか、最も早い段階で確認しておくことをお勧めします。

親から自然に言ってもらえるのが理想的ですが、なかなかその機会がない場合は、自分の書類整理をする際に「ついでに」という形で話してみませんか。

また、医療や介護については、「もしものとき」の話として、希望する医療機関や受けたい治療について、日常会話の中で少しずつ聞いていくことが大切です。

寄り添いながら、時間をかけて話し合っていきましょう。

最後に、相続に関する話題は特にデリケートです。 まずは、定期的な支出(公共料金、保険料など)がきちんと支払えるよう、預貯金や日々の金銭管理の状況を確認することから始めてもいいでしょう。

親との終活は、一朝一夕にはいきません。
焦らず、親子でコミュニケーションをとりながら、少しずつ進んでいくことが大切です。

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監修者

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𠮷原友美

常務取締役、終活コーディネーター。家族が早くに他界した経験から死生観を育成して生きる大切さを知る。終活セミナーでは絵本を使い死生観について伝え、最新の終活事情・葬儀・お墓・相続についてもわかりやすく解説。セミナー参加数は累計2万人以上の人気を誇る。

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