悲しみのなか、やらなければいけないことはたくさん。家族が亡くなったとき、まず何をすればいい?

  • #死んでもだまされない葬儀事情

大切な家族が亡くなったとき、何をすればよいかご存知でしょうか。深い悲しみに暮れながらも、お葬式を迎えるまでにはやらなければいけないことはたくさんあります。
万が一のときに悔いのないお別れの時間をもてるよう、お葬式までの流れややるべきことを知っておくとよいでしょう。

死亡診断書か死体検案書を交付してもらう

●病院で亡くなった場合

ご家族が病院に入院していて亡くなった場合は、担当医師が書いた死亡診断書を受け取ります。

死亡診断書は亡くなったことを医学的・法律的に証明するために医師が交付する書類で、病院によって異なりますが、交付には5,000円程度の料金がかかります。

病院で交付されるのは1通ですが、火葬許可書をとる際に必要なほか、公的年金や各種保険などの手続きの際にも必要なため、死亡診断書が交付されたら何通かコピーをとっておきましょう。

●ご自宅で亡くなった場合

ご家族がご自宅など病院以外で亡くなった場合ですが、かかりつけ医がいるかいないかで異なります。

・かかりつけ医がいる場合

すぐにかかりつけ医に連絡をして自宅に来てもらいましょう。ご家族に持病があってかかりつけ医が持病により亡くなったことが確認できれば、臨終に立ち会っていなくても死亡診断書を書いてもらえます。

・かかりつけ医がいない場合

警察に電話をします。かかりつけ医がいない場合は、医師による死亡診断書が交付されないため、死亡診断書と同じ内容の死体検案書を警察に交付してもらいます。警察がご自宅に来ると、事情聴取や現場検証などが行われます。「疑惑を抱かれるのでは」などと、おののいてしまうかもしれませんが、事件性がないと判断されればすぐに死体検案書が交付されるのでご安心ください。

葬儀社を決める

大切なご家族との貴重な最後の時間。きちんと送ってあげるためにも、誠意を持って対応してくれる葬儀社を選ぶ必要があります。

葬儀社選びの主な判断基準は以下の通りです。

●対応が丁寧か
●希望の葬儀に対応してくれるか
●事前に見積りを出してくれるか

とはいえ、亡くなった後に葬儀社を選んでいる時間はあまりありません。悔いのないお葬式をあげるために、事前にいくつかの葬儀社から資料をもらっておいたり、相談しておいたりするとよいでしょう。

ご遺体の安置先や葬儀、告別式の内容や日程を決定する

ご遺体の安置先を決めて葬儀社に搬送を依頼します。

安置先は故人があらかじめ決定されている場所か、ご家族の希望する先になります。ご自宅や斎場の安置室など、葬儀社に希望を伝えましょう。

安置先が決まったら葬儀社とお通夜や葬儀の準備を行います。

お通夜を迎えるまでに決定したり、やらなければいけないことは以下の通りです。

・喪主の決定 ・葬儀日程や場所の決定 ・宗教者や親族への連絡 ・葬儀内容の決定 ・遺影の選定 ・死亡届の提出 ・費用準備 ・礼状や料理の手配 ・お通夜進行打ち合わせ ・納棺

お通夜は亡くなった翌日に行われるのが一般的。ですから、上記のことを1日で行わなければいけないということです。

最近は、故人が生前に自身のお葬式について葬儀社と決定されている場合もありますが、そうでない場合は、できる限り事前に準備しておくと安心です。

東上セレモサービスでは、事前のご相談やお見積りに無料で対応しています。
お気軽にご相談ください。

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𠮷原友美

常務取締役、終活コーディネーター。家族が早くに他界した経験から死生観を育成して生きる大切さを知る。終活セミナーでは絵本を使い死生観について伝え、最新の終活事情・葬儀・お墓・相続についてもわかりやすく解説。セミナー参加数は累計2万人以上の人気を誇る。

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