“片づけ”は、老後不安を軽くする一番やさしい終活です

  • #終活お片付け

こんにちは。終活コーディネーターの𠮷原友美です。「終活って、何から始めればいいんでしょう?」という質問を、私はよく受けます。そんなとき、私はいつも「まずは片づけから始めてみませんか」とお答えしています。
終活と聞くと、お墓や遺言書など、重たいテーマを想像する方が多いかもしれません。でも実は、身の回りの「片づけ」こそ、一番やさしくて、一番効果的な終活の入り口なのです。

遺品整理の現実を知っていますか?

まず知っておいていただきたいのが、遺品整理にかかる費用です。
一般社団法人遺品整理士認定協会によると、遺品整理の費用相場は、1Kや1DKで3万円から8万円、2DKや2LKで9万円から25万円、3DKや3LDKでは15万円から40万円程度とされています。部屋が広くなるほど、物が多くなるほど、費用は高くなります。さらに、ゴミ屋敷のような状態になっていた場合は、特殊清掃が必要になることもあり、その場合は数十万円から100万円以上かかることもあります。
これらの費用は、残された家族が負担することになります。「自分の死後、子どもたちに迷惑をかけたくない」と考える方は多いですが、実際に最も負担になるのは、お金よりも「膨大な物の整理」なのです。

片づけは、家族への最高のギフト

60代の山田さん(仮)は、夫を亡くした後、遺品整理の大変さを、身をもって体験しました。
「夫は物を大切にする人で、何でも取っておくタイプでした。亡くなった後、書類や趣味のコレクション、昔の仕事道具など、家中が物であふれていました。何が大切で、何を捨てていいのか分からず、半年以上かかりました」
その経験から、山田さん(仮)は自分の物を計画的に減らし始めました。
「子どもたちには同じ思いをさせたくないんです。今なら、私が要る・要らないを判断できます。これは、私から子どもたちへの最後のギフトだと思っています」
山田さんは片づけと同時に、葬儀のことも考え始めたそうです。
「葬儀社の相談会に参加して、互助会のことを知りました。月々少しずつ積み立てながら、担当の方に相談できるのが心強いです。片づけで身軽になって、葬儀の準備も整えば、本当に安心できます」

生前整理は、今の暮らしを豊かにする

片づけを終活としてとらえると、どうしても「死んだ後のため」という印象になりますが、実は片づけは「今の暮らし」を豊かにしてくれます。
物が減ると、掃除がしやすくなり、探し物も減ります。転倒のリスクも減って、安全に暮らせます。そして何より、本当に大切なものだけに囲まれた暮らしは、心が軽くなります。
50代の田中さん(仮)は、週末に少しずつクローゼットの整理を始めました。
「若い頃の服がたくさんあって、もう着ないのに捨てられなかったんです。でも、思い切って処分したら、毎朝の洋服選びが楽になりました。自分が本当に好きな服だけが残って、気分も明るくなった気がします」

何から片づければいい?

片づけを始めるとき、多くの人が悩むのが「どこから手をつければいいか」ということです。おすすめは、以下の順番です。
まず、明らかなゴミから処分します。期限切れの食品、古い雑誌、使わない段ボールなど、迷わず捨てられるものから始めましょう。
次に、衣類です。洋服は量が多く、場所も取りますが、比較的判断しやすいジャンルです。「1年間着なかったものは手放す」というルールを決めると進めやすくなります。
その次は、書類です。契約書や重要書類は残し、古い明細書や取扱説明書など不要な書類を処分します。重要書類は、「資産」「保険」「契約」などカテゴリー別にファイリングしておくと、いざというとき家族が探しやすくなります。

特に、葬儀や供養に関する書類(互助会の契約書、葬儀の事前相談資料、お墓の契約書など)は、「終活ファイル」としてまとめておくと、家族が迷わずに済みます。エンディングノートと一緒に保管しておくのがおすすめです。
最後に、思い出の品です。これは一番判断が難しいので、最後に取り組みます。写真やアルバムは、デジタル化サービス(費用は1冊1000円から3000円程度)を利用するのも一つの方法です。

片づけは、自分と向き合う時間

片づけをしていると、若い頃の写真や、忘れていた思い出の品が出てくることがあります。それは、自分の人生を振り返る貴重な時間でもあります。
「あの頃はこんなことが好きだったな」
「こんなに頑張っていた時期があったんだ」
と、自分の歩んできた道を確認することで、これからの人生をどう生きたいか、最期をどう迎えたいかも見えてくるかもしれません。
片づけは、過去を整理すると同時に、未来への準備でもあるのです。そして、葬儀や供養の準備も一緒に進めれば、より安心して今を楽しむことができます。

今日からできる一歩

不要なレシート、使わないポイントカード、期限切れのクーポンなど、財布は意外と整理が必要なものであふれています。
財布がすっきりすると、気分も軽くなります。そして、「片づけって気持ちいい」という感覚を味わえたら、次は引き出し一つ、クローゼット一つと、少しずつ範囲を広げていきましょう。
同時に、お近くの葬儀社の無料相談会や互助会の説明会にも、ぜひ一度足を運んでみてください。片づけと葬儀の準備、両方を進めることで、老後不安は確実に軽くなります。
片づけは、老後不安を軽くする、一番やさしい終活です。今日から、あなたのペースで、始めてみませんか。

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監修者

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𠮷原友美

常務取締役、終活コーディネーター。家族が早くに他界した経験から死生観を育成して生きる大切さを知る。終活セミナーでは絵本を使い死生観について伝え、最新の終活事情・葬儀・お墓・相続についてもわかりやすく解説。セミナー参加数は累計2万人以上の人気を誇る。

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