悲しみを、私らしく包む。グリーフケア・ルーティン

  • #死別の悲しみを癒やす

こんにちは、終活コーディネーターの吉原友美です。
終活といえば、エンディングノートやお片付け、相続など「事務的な準備」を思い浮かべる方も多いかもしれません。
でも私は、もう少し“心に優しい終活”も大切だと思っています。

誰でも人生の中で、悲しみや寂しさに出会います。
親しい人を見送ったり、大切な存在を失ったり、自分の年齢を重ねることでふと孤独を感じたり。
そんなとき、ただ悲しみに飲み込まれるのではなく、
“私らしく、やさしく心を包む”習慣を持つことで、心がすっと軽くなる瞬間があるのです。

今日は、私が日々実践しているグリーフケア・ルーティンをお届けします。
みなさんの暮らしにも、心を整える“おしゃれな終活時間”が増えますように。

ふと落ち込む朝に…「カフェ・ノート時間」をつくる

朝起きたとき、なんとなく心が重たいと感じることはありませんか?
そんなとき、私はお気に入りのカフェに行くようにしています。
お気に入りのノートを一冊持っていき、
今日のありがとう、最近うれしかったことを小さな文字でつぶやくように書きます。

人は、意識しないと“嫌だったこと”ばかり思い出してしまいます。
でもノートに、嬉しかった小さなことを書くことで、“私は幸せも感じているんだ”と気づけます。
香り高いコーヒーを飲みながら、好きな文房具で文字を書く。
それだけで、心が少しずつ上向きになります。

頑張りすぎた午後は「推しソング・3分ダンス」

疲れが溜まった午後、悲しみで胸が締め付けられるようなとき、
私は“推しソング”で3分だけ部屋で踊ります。
本当にたった3分で十分です。

好きな音楽を流して、身体を軽く揺らすだけで血流がよくなり、思考が明るくなります。
運動はちょっと面倒くさい、という方も大丈夫です。
ソファに座りながら手を動かすだけでも気分が変わります。
心と体はつながっているので、体をほぐすと心もほぐれていきます。
悲しみが重たいときこそ、“軽やかさ”を意識すると、心が救われる瞬間が生まれます。

心がざわざわする夜は「香りとお風呂でリセット」

夜になると、ふと寂しさが込み上げてきたり、不安が強くなったりしませんか?
私は、そんな夜こそ「香り」の力を使います。
お気に入りのアロマオイルやバスソルトを湯船に入れて、
ゆっくりと深呼吸しながらお風呂に浸かります。

おすすめは、ラベンダーやゼラニウムのようなリラックス系の香り。
ハーブティーも添えると、よりリラックス効果が高まります。

思い切ってスマホを離して、ゆっくりと「今日もよく生きたね」と自分を労います。
“私を大切にする時間”を意識的に持つと、眠りの質も心の軽さも変わってきます。

グリーフケア・ルーティンは“生きる力”をくれる

人は誰しも、悲しみや孤独を抱えながら生きています。
でも、そんな悲しみに飲まれっぱなしではなく、
小さな習慣で「心を整える」ことは誰でもできます。

心が疲れたら、
ノートで感謝を書く
音楽で体を揺らす
香りとお風呂でリセットする


そんな小さな“心の栄養”が、明日を少しだけ明るくしてくれます。

終活は「心を満たす時間づくり」

終活は、未来への準備だけじゃありません。
「今日の心を、今日の私を、ちゃんといたわる活動」でもあると私は思います。
何歳になっても、
何かを失ったときでも、
私は、私らしく幸せでいていい

そんなふうに心を整えながら、暮らしを楽しんでいきましょう。

また次回、心がふんわり軽くなる終活のヒントをお届けします。

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監修者

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𠮷原友美

常務取締役、終活コーディネーター。家族が早くに他界した経験から死生観を育成して生きる大切さを知る。終活セミナーでは絵本を使い死生観について伝え、最新の終活事情・葬儀・お墓・相続についてもわかりやすく解説。セミナー参加数は累計2万人以上の人気を誇る。

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