死生観が整う神社・お寺めぐり〜心をととのえる終活散歩〜

  • #50代からの終活のススメ

こんにちは、終活コーディネーターの吉原友美です。

みなさんは、ふと「このままでいいのかな」「私の人生、どこに向かっているんだろう」と、心がざわざわする瞬間はありませんか?
私は、祖母を見送ったときに「人生の終わり」について深く考えたことがあります。
大切な人の死に直面したことで、ただなんとなく生きるのではなく、「どう生きたいのか」「どんなふうに人生を終えたいのか」を意識するようになりました。

そんな私が、心の整理のために自然と足を運ぶようになったのが、神社やお寺です。

自然の音に癒される“終活散歩”

たとえば、埼玉県大宮の【氷川神社】。長い参道がとても美しく、歩いているだけで心がスッと落ち着きます。

木のざわめき、鳥のさえずり、太陽の光。

日々、スマホや予定、タスクに追われていると気づきませんが、自然の音の中に身を置くだけで「私は生きているんだ」と感じられるのです。

参拝のとき、私は「お願いごと」ではなく、「今日も無事に過ごせています、ありがとうございます」と、心の中で感謝を伝えるようにしています。

不思議なことに、帰り道にはいつも、心がふんわり軽くなっているのです。

「生きる」も「死ぬ」も自然の一部

終活というと「死ぬ準備」と思われがちですが、私は「生きる力を整える活動」だと思っています。
お寺の境内や神社の森にいると、命がすべて自然の流れの一部だと感じられます。

たとえばお墓まいりに行ったとき、手を合わせると、なぜか「寂しさ」だけでなく「温かさ」も心に広がりませんか?
祖母が遺してくれた言葉や思い出も、今の私の中にしっかりと生きています。
この命も、また誰かにつながっていく。
そう思えると、「死」に対する恐れがやわらぎ、「今をもっと大切にしよう」と思えるようになりました。

自分と向き合う時間をつくる

私は「終活散歩」という小さな習慣をおすすめしています。

・近所の神社でもOK、気軽にふらっと歩いてみる
・好きなお守りをひとつ選ぶ(守られていると感じるだけで心が整います)
・スマホはカバンにしまって、五感で季節を味わう

・最後は美味しいお茶を飲んで「今日もいい日だった」と締めくくる

これだけで、不安やモヤモヤがスーッと消えていくのを感じます。

死生観が整うと、今日の一日がもっと愛おしくなる

死についてきちんと向き合うと、「今、生きていること」が本当に貴重だと実感できます。
いつか終わるからこそ、今日の一杯のコーヒーが美味しいし、ちょっとした会話も心にしみます。

私は祖母から“日々の小さな喜びを大切にする姿勢”を学びました。
お天気が良いだけでも嬉しい、美味しいご飯が食べられるのは幸せ、誰かと笑い合えるのはありがたい。
こうした感覚が、終活を通じてどんどん育っていきました。

心が疲れたら「静かな場所」で一度リセット

もし、最近「疲れたな」「心がザワつくな」と思ったら、まずは静かな場所に行ってみてください。
神社やお寺の空気に包まれると、自分の心の声が聞こえてきます。
終活は、何も特別なことではありません。
誰にでもできる「心の整理」「人生の整え方」です。

またおすすめの神社・お寺もご紹介しますね。

どうぞ今日も、あなたが「あなたらしく」いられる時間を大切に過ごせますように。

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𠮷原友美

常務取締役、終活コーディネーター。家族が早くに他界した経験から死生観を育成して生きる大切さを知る。終活セミナーでは絵本を使い死生観について伝え、最新の終活事情・葬儀・お墓・相続についてもわかりやすく解説。セミナー参加数は累計2万人以上の人気を誇る。

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