終活から見える健康長寿のヒント

  • #50代からの終活のススメ

こんにちは。終活コーディネーターの吉原友美です。今回は、終活を通じて見えてくる「健康長寿のヒント」についてお話しします。

𠮷原友美(よしはらともみ)プロフィール

東上セレモサービス常務取締役、終活コーディネーター、グリーフケア士。一般社団法人ライフ・パートナーズ理事。自身の家族が早くから他界。その経験から死生観を育成して生きていくことの大切さを知る。終活セミナーでは絵本を使い、死生観育成について伝えている。また、最新の終活事情・葬儀・お墓・相続についてもわかりやすく解説する。セミナーの参加数は累計2万人以上の人気を誇り、自社では3万件以上の葬儀を承っている。

終活が教えてくれる健康の大切さ

終活を進める中で、多くの方が「健康であることのありがたさ」に気づきます。それは単に長生きすることではなく、いかに質の高い人生を送るかということ。健康寿命を延ばすことの重要性が、終活を通じてより鮮明になるのです。

健康長寿の秘訣:科学的根拠に基づくアプローチ

厚生労働省の「健康日本21(第二次)」や日本老年学会の提言を参考に、健康長寿のための5つのポイントをご紹介します。

1. 適度な運動習慣

週150分の中強度の有酸素運動が推奨されています
筋力トレーニングも週2回以上行うことが大切

2. バランスの取れた食事

日本人の食事摂取基準2020年版に基づいた栄養バランス
特に高齢者はタンパク質摂取に注意が必要(体重1kgあたり1日1.0〜1.2g)

3. 質の良い睡眠

7〜8時間の睡眠時間が理想的
睡眠の質を高めるため、就寝前のルーティンを作る

4. 社会参加と生きがい

地域活動やボランティアへの参加が認知機能低下リスクを軽減
趣味や学習活動も脳の健康に効果

5. 定期的な健康チェック

年1回の健康診断受診
かかりつけ医を持ち、小さな変化も相談

終活を通じて見えてくる健康管理の重要性

終活の一環として、多くの方が過去の診断書や健康記録を整理します。この作業を通じて、自身の健康状態の変化に気づくことがあります。

例えば、私のクライアントの佐藤さん(70代女性)は、血圧の記録を整理する中で、徐々に上昇傾向にあることに気づきました。これをきっかけに生活習慣を見直し、3ヶ月後には正常範囲内に戻ったそうです。

このように、終活は自身の健康を振り返り、これからの人生をより健康に過ごすためのきっかけにもなるのです。

今日からできる!健康習慣チェックリスト

以下のチェックリストを使って、毎日の健康習慣を確認してみましょう。

□ 朝食をしっかり食べた
□ 30分以上体を動かした(散歩、体操など)
□ 野菜を十分に摂った(1日350g以上が目標)
□ 十分な水分を取った(1日1.2L以上)
□ 誰かと交流した(電話やオンラインでも可)
□ 新しいことに挑戦した(脳トレや読書など)
□ 7〜8時間の睡眠をとった

終活は「今」を大切にするため

終活は決して人生の終わりだけを考えるものではありません。むしろ、今をより健康に、より充実して生きるためのきっかけになるのです。

健康であることは、自分らしく生きるための大切な基盤。終活を通じて健康の大切さに気づき、毎日を元気に過ごすことで、充実した人生を手に入れましょう。

今日から、あなたも「健康」を意識した終活を始めてみませんか?きっと、新しい発見があるはずです。



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𠮷原友美

常務取締役、終活コーディネーター。家族が早くに他界した経験から死生観を育成して生きる大切さを知る。終活セミナーでは絵本を使い死生観について伝え、最新の終活事情・葬儀・お墓・相続についてもわかりやすく解説。セミナー参加数は累計2万人以上の人気を誇る。

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