認知症になる前に家族へ遺す、もう一つの”愛”の形──相続を止めない終活のすすめ

  • #もめない相続

こんにちは。終活コーディネーターの𠮷原友美です。私はこれまで、数え切れないほどのご家族に寄り添ってまいりました。その中で、いつも心に刻まれる言葉があります。
「もう少し早く、相談しておけばよかった」
この一言には、深い後悔と、愛する家族への想いが込められています。
終活とは、決して”死の準備”ではありません。残りの人生を自分らしく輝かせ、大切な人に安心を贈るための、もう一つの”愛”の形なのです。
今日は、「認知症と相続」という切実なテーマから、本当の終活の意味を、皆さまと一緒に考えてみたいと思います。

75歳以上の4人に1人が直面する「資産凍結」の現実

「認知症なんて、まだ先の話」──そう思われる方も多いかもしれません。しかし、現実は想像以上に身近です。厚生労働省の統計によれば、75歳以上の約4人に1人が認知症または、その予備軍とされています。
そして、認知症によって意思表示ができなくなると、私たちの暮らしを支える「お金」が動かせなくなります。銀行口座は凍結され、不動産の売却もできません。たとえ家族であっても、本人の代わりに財産を動かすことは法律上できないのです。
これを「資産凍結」と呼びます。
介護費用が必要になっても、施設への入居金が必要になっても、預金があるのに使えない。子どもたちは自分の貯蓄を切り崩し、疲弊していく。そんな苦しい状況を、私は何度も目にしてきました。

ある日、突然訪れた「凍結」──寄り添った家族の物語

志木市にお住まいだったKさんのご家族のことを、今でも鮮明に覚えています。

80歳のお母様が軽度認知症と診断され、息子さんが「母の口座から介護費用を引き出そう」と銀行へ行ったとき、窓口で告げられたのは「ご本人の意思確認ができないため、お手続きできません」という言葉でした。
通帳も印鑑もある。家族なのに。それでも、法律の壁は厚かったのです。
息子さんは成年後見制度の申し立てを行いましたが、手続きには時間も費用もかかり、心身ともに疲弊されました。そして、お母様が亡くなったあと、私たちにこう話してくださいました。

「母が元気なうちに、もっと話し合っておけばよかった。遺言のこと、財産のこと、そして葬儀のこと。それが、最後の親孝行だったんですね」

「事前準備」が家族を守る──遺言・家族信託・互助会という3つの柱

では、どうすればこうした事態を防げるのでしょうか。
答えは、「元気なうちに準備をしておくこと」です。
具体的には、次の3つが大きな柱となります。

1. 遺言書の作成

自分の想いを形にし、相続争いを防ぐための基本です。

2. 家族信託の活用

認知症になっても、信頼できる家族に財産の管理を任せられる仕組みです。資産凍結を防ぐ強力な手段として、近年注目されています。

3. 互助会への加入(葬儀の生前契約)

互助会は月々数千円の計画的な積み立てで、いざというときの葬儀費用を準備できる仕組みです。東上セレモサービスの互助会では、毎月少しずつ積み立てることで、突然の出費に慌てることなく、ご希望に沿った葬儀を実現できます。これは単なる費用対策ではなく、「自分の最期を自分で選ぶ」という尊厳の問題でもあります。

一括で大きな金額を用意する必要がなく、家族に経済的・精神的な負担をかけず、安心して旅立てる。それは、人生最後の優しさではないでしょうか。

2万5千人が参加した「終活セミナー」で見えてきたもの

東上セレモサービスでは、営業エリアを中心に、これまで累計2万5千人以上の方々に終活セミナーへご参加いただきました。
そこで最も多く聞かれるのが、こんな声です。

「何から始めたらいいか、わからない」
「家族に迷惑をかけたくないけれど、話すのが怖い」
「認知症になったら、本当に何もできないの?」

皆さま、同じ不安を抱えていらっしゃいます。でも、セミナーを終えた後の表情は、驚くほど晴れやかです。「知る」ことが、不安を安心に変える第一歩なのだと、私は確信しています。
専門家による無料相談会や、具体的な手続きのご案内もございます。「わからないこと」をゼロにして、一緒に未来を描きましょう。

終活は、残りの人生を輝かせるための扉

終活は、決して暗いものではありません。
むしろ、これからの時間を”自分らしく”生きるための、新しい扉です。財産の整理も、葬儀の準備も、家族との対話も、すべては「大切な人への愛」の形。
認知症になってからでは、選べることが限られてしまいます。でも、今ならまだ間に合います。

東上セレモサービスは、地域に根ざした信頼と実績で、皆さまの”これから”を支えます。互助会のこと、相続のこと、葬儀のこと。どんな小さな疑問でも構いません。
まずは、お話を聞かせてください。

相続会議

「想いをつなぐ、家族のバトン」をコンセプトに、朝日新聞社が運営する相続に関するポータルサイト。役立つ情報をお届けするほか、お住まい近くの弁護士税理士司法書士を検索する機能がある。以下から自治体名をクリックすると、相続会議と提携している弁護士に相談ができる。

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𠮷原友美

常務取締役、終活コーディネーター。家族が早くに他界した経験から死生観を育成して生きる大切さを知る。終活セミナーでは絵本を使い死生観について伝え、最新の終活事情・葬儀・お墓・相続についてもわかりやすく解説。セミナー参加数は累計2万人以上の人気を誇る。

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